こんにちは、せやまるです
今回は、家づくりを考える中で「これ、いけるかも…!」と本気で検討した土地の話。
結果的には購入しませんでしたが、この土地を深く検討したことで、僕たちは家づくりの目が一気に養われました。
✅この記事でわかること
- 理想条件がそろっている土地でも、法令や費用で制約が出る場合がある
- 本気で検討することで、失敗を防げるだけでなく大きな学びになる
- “ちょっと妥協してでも決めたい土地”は、それでもいい
→ でも、“なぜ妥協するか”をはっきりさせておくことが大事 - 最後は「暮らしのフィット感」で判断してOK!
■ 駅・保育園・広さ・価格…理想条件がそろっていた
その土地は、
- 駅も徒歩圏内、
- 保育園も通勤ルート上で近く、
- 周辺相場よりも坪単価で5万円ほど安く、
- 約40坪と「狭すぎず・広すぎず」のちょうどよいサイズ感。
情報を見た瞬間、夫婦で「これ、めちゃくちゃ良くない…!?」と盛り上がったのを覚えています。
立地・価格・広さ、どれをとっても理想に近く、「運命の土地かも」とさえ思いました。
■ ただひとつ、気になった“不動産屋さんの言葉”
現地を見に行ったとき、不動産屋さんにこう言われました。
「僕としてはあまりおすすめしません。でも、気になるなら見てみてください」
え?この条件で、なんでおすすめしないの?
そう思いつつも、見た目も雰囲気も良く、正直グッときてしまった僕たち。
**「この土地で建ててみようか」**と、本気で考え始めました。
■ 工務店に相談して初めて見えてきた“落とし穴”
僕たちはすぐに、せやま印工務店に連絡。
「この土地で、希望の家は建てられるのか」を確認してもらいました。
すると――
- 1階完結の間取りが物理的に入らない
- 建ぺい率・容積率、北側斜線規制などの法令制限で、想定よりずっと小さい家しか建てられない
- 古家の取り壊し費用がかかる
- 周辺の土地より低く、造成費が500万円近くかかる可能性あり
条件だけ見れば「買い」だったこの土地が、
「理想の暮らし」にはフィットしないかもしれないことが、明らかになっていきました。
■ 冷静に、でも少しさみしく、諦めた
結果的に、僕たちはこの土地を見送ることにしました。
でもそれは、“消極的な諦め”ではなく、“納得して決断できた”という感覚でした。
現地を見て、本気で建てるつもりで間取りまで考え、費用も想定してみたことで、
ある意味、1棟建てたくらいの濃い学びを得られたと思っています。
■ そしてその後、僕たちはもっとフィットする土地に出会えた
この土地を諦めたからこそ、
僕たちはその後、より自分たちの暮らしに合った土地と出会うことができました。
もちろん、あの土地に“多少の妥協”ができていれば、それも一つの正解だったかもしれません。
でも、本気で考えたからこそ、「何を大切にしたいか」がはっきりしたのも事実。
■ せやま印工務店は、僕たちの判断を支えてくれた
この時に心強かったのが、せやま印工務店の存在です。
「ここ、建てられますよ」ではなく、
「希望の暮らしを叶えるには、ちょっと厳しいかもしれませんね」と正直に伝えてくれた。
工務店だって契約が欲しいはずなのに、
僕たち目線で考えてくれたことが、本当にありがたかったです。
コメント