第7話|1棟建てたくらい学んだ。僕たちが“本気で検討して諦めた土地”の話

せやまるのいえづくり

こんにちは、せやまるです

今回は、家づくりを考える中で「これ、いけるかも…!」と本気で検討した土地の話。
結果的には購入しませんでしたが、この土地を深く検討したことで、僕たちは家づくりの目が一気に養われました。


✅この記事でわかること

  • 理想条件がそろっている土地でも、法令や費用で制約が出る場合がある
  • 本気で検討することで、失敗を防げるだけでなく大きな学びになる
  • “ちょっと妥協してでも決めたい土地”は、それでもいい
     → でも、“なぜ妥協するか”をはっきりさせておくことが大事
  • 最後は「暮らしのフィット感」で判断してOK!

■ 駅・保育園・広さ・価格…理想条件がそろっていた

その土地は、

  • 駅も徒歩圏内、
  • 保育園も通勤ルート上で近く、
  • 周辺相場よりも坪単価で5万円ほど安く、
  • 約40坪と「狭すぎず・広すぎず」のちょうどよいサイズ感。

情報を見た瞬間、夫婦で「これ、めちゃくちゃ良くない…!?」と盛り上がったのを覚えています。
立地・価格・広さ、どれをとっても理想に近く、「運命の土地かも」とさえ思いました。


■ ただひとつ、気になった“不動産屋さんの言葉”

現地を見に行ったとき、不動産屋さんにこう言われました。

「僕としてはあまりおすすめしません。でも、気になるなら見てみてください」

え?この条件で、なんでおすすめしないの?
そう思いつつも、見た目も雰囲気も良く、正直グッときてしまった僕たち。

**「この土地で建ててみようか」**と、本気で考え始めました。


■ 工務店に相談して初めて見えてきた“落とし穴”

僕たちはすぐに、せやま印工務店に連絡。
「この土地で、希望の家は建てられるのか」を確認してもらいました。

すると――

  • 1階完結の間取りが物理的に入らない
  • 建ぺい率・容積率、北側斜線規制などの法令制限で、想定よりずっと小さい家しか建てられない
  • 古家の取り壊し費用がかかる
  • 周辺の土地より低く、造成費が500万円近くかかる可能性あり

条件だけ見れば「買い」だったこの土地が、
「理想の暮らし」にはフィットしないかもしれないことが、明らかになっていきました。


■ 冷静に、でも少しさみしく、諦めた

結果的に、僕たちはこの土地を見送ることにしました。
でもそれは、“消極的な諦め”ではなく、“納得して決断できた”という感覚でした。

現地を見て、本気で建てるつもりで間取りまで考え、費用も想定してみたことで、
ある意味、1棟建てたくらいの濃い学びを得られたと思っています。


■ そしてその後、僕たちはもっとフィットする土地に出会えた

この土地を諦めたからこそ、
僕たちはその後、より自分たちの暮らしに合った土地と出会うことができました。

もちろん、あの土地に“多少の妥協”ができていれば、それも一つの正解だったかもしれません。
でも、本気で考えたからこそ、「何を大切にしたいか」がはっきりしたのも事実。


■ せやま印工務店は、僕たちの判断を支えてくれた

この時に心強かったのが、せやま印工務店の存在です。

「ここ、建てられますよ」ではなく、
「希望の暮らしを叶えるには、ちょっと厳しいかもしれませんね」と正直に伝えてくれた

工務店だって契約が欲しいはずなのに、
僕たち目線で考えてくれたことが、本当にありがたかったです。


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