第11話|太陽光発電は導入しないとう選択。

せやまるのいえづくり

家づくりの打ち合わせが進んでいくと、避けて通れないのが「住宅設備」の話。

乾太くんや室内物干しなど、「これ欲しい!」というものがあふれてくる一方で、 床暖房や太陽光など「入れるか悩む設備」もたくさんありました。

今回は、僕たちが実際に悩んだでやめた設備の中で太陽光発電の導入するかどうかをどう判断したかをまとめておきます。


■ まず、我が家の“欲しいリスト”と“やめたもの”

✅入れてよかった・欲しかったもの

  • 乾太くん(絶対入れたい!)
  • 室内物干し
  • フロントオープン食洗器

❌やめた設備

  • ベランダ(メンテ・掃除・使い道を考えると不要と判断)
  • 床暖房(光熱費とメンテ性、施工費で断念)
  • 太陽光(後述)

■ 太陽光は、メリットよりリスクが勝った

「入れた方がいい」「今は常識」とまで言われることも多い太陽光発電。 でも、僕たちは最終的に“つけない”という選択をしました。

その判断の背景には、以下のようなメリットとリスク(デメリット)がありました。

▶ 太陽光のメリットとデメリット(我が家の場合)

視点メリットデメリット・リスク
光熱費日中の電気代を節約できる(自家消費)共働きで日中は家にいないため、電気を活かしきれない(蓄電池は高額)
売電FIT制度で10年間の固定買取売電単価が年々下落しており、利益を出しにくい
停電対策非常時の電源として役立つ蓄電池がなければ実用性が限られる+設置コストが高い
環境再生可能エネルギーでエコな暮らしに貢献パネルの将来的な大量廃棄が環境問題になる懸念もあり
補助制度一部自治体で補助金制度あり補助金がなければ採算が取りづらく、制度に依存する
暮らしの相性オール電化との相性は良い我が家は乾太くんを使うため、電気だけに依存しない暮らし方を選択
屋根条件条件が合えば効率よく設置できる屋根面積が限られ、十分な発電量を確保しにくい
断熱性高断熱で電力使用量が少ないはず(太陽光の恩恵が薄い)

今では、昼間の電気が余って売電できない時間帯・地域もあります。(参考:発電設備の出力制御について – 再生可能エネルギー等の発電設備の接続について|中部電力パワーグリッド
エネルギーに乏しい日本ですが、太陽光発電のおかげで晴れた日の日中の電気は余るようになっています。自家消費(自分たちの家で消費)しないのであれば、だれも電気を必要としなくなる未来はそう遠くないと思っています。
さらに、原子力発電などのベースロード電源が増えていけば、より太陽光のメリットは少なくなると思い、辞めました。

もし、オール電化で電気自動車などの蓄電機能を持っていれば、太陽光を好きな時に使用できるので、太陽光発電の導入検討する余地はあるかな~程度です。

本当に良い選択だったか答えが分かるのは数年後ですが、太陽光導入による設備の故障リスクやメンテンスのコストや手間などを考えなくていいのは、楽な気持ちになります!

■ パパの気づき:標準かオプションかの選択の考え

今回は太陽光発電設備を取り上げてどのように考えたまとめました。

設備は“つけるかどうか”より“どう使うか”を先に考えるべきだと実感しました。

設備を選ぶとき、「みんなが入れてるから」「営業さんが勧めてたから」ではなく、 “自分たちの暮らし”と“予算”と“将来”にフィットするかどうか

それを見極める目線が、家づくりでとても大事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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